周口店


6ケ所ある世界遺産の中でも、一番行きたいと思っていたところだし、自分としては行かないわけにはいかないところですよね。
昨日の日記に反するようですが、もう北京で休日を過ごせる機会も少ないので、無理をして行ってきました。
市内から路線バスに乗って最寄のバス停で降りたところが、辺りに何も無く、目印になるものも無し。
とりあえず方角を見定めて歩き始めたら、こんな標識が・・・。

(日本人の)旅行者は、普通はバスを乗り継いでこの先まで行くらしいのですが、自分はそんなことはしませんw
遺跡の周囲の環境を肌で感じるのも大切なことだと思っているので*1、歩いていきました。

炎天下を黙々と歩くこと20分*2、これを見た瞬間にホッとしました。

遺址博物館

公園内に併設されている地震科普館

これで震源地の方角を知ることができます。
小さいのは、以前日本のどこかの博物館で見たことがありますが*3、こんなに大きいのは初めて見ました。

「北京猿人」「Peking Man」「北京原人」・・・道を聞くときに何て言うべきか迷いましたw

この洞窟*4を見た瞬間、テンションが上がりました。
この左側の崖が・・・

そうです、この場所です。
昔から写真で見てきた光景がそこにありました。
大袈裟ですが、ホントに涙が出そうでした。

近くを流れている川。
50万年前〜1万年前も同じ場所を流れていたとは思いませんが、
魚の骨も洞窟から数多く出土しているので、この川で漁をしていたのでしょうね。
写真だと今ひとつ伝わりませんが、何とも風情のある景色でした。
 
上手いこと文章にできませんが・・・ほんとに行って良かった。
酷い倦怠感と鈍痛と下痢のまま往復6時間かけて行って来た意味はありました。
ホテルに戻ったときは完全に顔が死んでましたけど。
明日は仕事にならないかもw

*1:資料に無い発見もありますので

*2:体調が悪い分、すごく長く感じられました

*3:大島だったか三宅島だったか・・・

*4:天井部が無くなっていて切り通し状態ですが