BAUHAUS experience,dessau@東京藝術大学大学美術館

素晴らしかった
ある意味画期的な美術展でした。
今まで日本で"BAUHAUS"といえば、BAUHAUSの出身者や、BAUHAUSに影響されたアーチストの作品(主に家具類)が展示されるといった事だったのですが、これは真正面からBAUHAUSの全貌を見せようとしている美術展でした。
・BAUHAUSの設立に影響を与えた時代背景や内外の動き
・演習の課題や、講義のノートといった、BAUHAUSの学校としての姿
・もちろん椅子や照明器具などの家具類
・Dessau校の校舎の図面やカラープラン。
・教員用の住宅に見る、住宅の図面、写真
など、質的にも量的にも、BAUHAUSの姿をここまで表した美術展は初めてでは無いでしょうか。
上野での公開は今日で終わりですが、この後、浜松、新潟、宇都宮と巡回することになってます。
BAUHAUSという名前に聞き覚えのある方、少しでも興味を持たれた方は是非。
偉そうに書いてるけど、ホント言うと、自分でも知らなかった事が多過ぎて、半分ぐらい見たところで頭がオーバーフローしてしまったので、あと何回か見ないと無理そうですw
次は事前にもう少し勉強・・・A5版と小さめながら700ページ以上に及ぶ図録(というより資料集)を読破してから、浜松や宇都宮に見に行こうと思ってます。
特に宇都宮美術館は、自然に囲まれた素晴らしい環境にある美術館なので、ゴミゴミした東京とは、見る側の気持ちも変わって、違って見えてくるものがあるんじゃないかと楽しみにしてます。