岸辺のアルバム。

1974年の台風を題材にして、家庭の崩壊から最後は家屋の崩壊を描いた1977年のドラマです。
ドラマの舞台となったのは、私の東京の家の近く。
もちろん台風のときもドラマがOAされたときも、私はまだそこに住んでいなかったのですが、元々の住人である妻から、友達の家が流されてしまったこと、家からすぐ先の風景が一変してしまったこと、近所を散歩しながら、何度も話を聞きました。
妻は、それこそ路地一本一本について、どこまでが残った部分で、どこから復旧された部分かを克明に記憶していて、土の色や舗装の切れ目などの境界線の痕跡を教えてくれました。
それだけ子供心に強烈な印象を残したんでしょうね。
・・・なんて昔の事を思い出しました(何のオチもありません)。