1974@紀伊國屋サザンシアター

16(金)15:00 8列センターブロック
17(土)11:30 13列センターブロック
18(日)11:30 11列センターブロック
18(日)18:30 14列上手ブロック
の4公演見てきました。
アフタートークショー有りの3公演と千秋楽です。
良い芝居でした。
見ている間ずっと暖かくて切なくて・・・見終わった後も暖かくて切ない気持ちが残りました。
これはハッピーエンドなんですよね、きっと。
でも、あまりにも呆気なく儚く終わってしまったりつ子の初恋が切ない。
ラストシーンで、りつ子を演じるなっきぃがアカペラで歌った曲が、千秋楽から2日経った今も耳に残っています。
細かい事を言えば、当時小6だった自分の記憶でも、部分部分で時代考証に多少(数年?)のずれがあるような気がするんですが、そんな事どうでも良いと思うぐらい
・ストーリーが良かった
・結末が良かった
ハロメンの演技が良かった
 
中島早貴
予想以上、期待以上、一番驚いたのがなっきぃの演技。
何不自由なく育てられたお嬢さんが、幾つかの出会いとエピソードを乗り越えて、精神的に強く逞しく成長していく様を、見事に演じきりました。
本人もブログで触れてますが、ラストシーンが凄い。
唐突なラストシーンなんですが、毎回鳥肌が立ったし泣きそうにもなりました。
これなら外部の演劇に客演で出ても、充分やっていける実力だと思います。
 
岡井千聖
良かった。でもやっぱり不器用なのかな。
自然な演技だったけど、それは塩田さんの徹底的な当て書きのおかげなのかも知れません。
 
宮本佳林
「3億円少女」や「今がいつかになる前に」に比べると、物足りない感じがしました。
3月に竹内朱莉ちゃん出演で一度完成した芝居の役を引き継いだので、カリンちゃんに合わせてどれぐらい脚本の修正があったかも分かりませんが。
「3億円少女」で見せた和泉宗兵さんとの絶妙なコンビネーションは、今回も健在でした。
 
工藤遥
凄い。
演技の上手下手以前に、彼女の持つ存在感が凄い。
これは努力してどうにかなるモノじゃなくて天性のモノですね。
どのシーンでも、舞台上を自由自在に駆け回り、自然体かつ不思議な存在感を放っていました。
竹内朱莉ちゃんがスマイレージに加入して1974を降板したように、彼女も娘。に加入したことで降板が予想されたんですが、本人も心配だったようで、
パンフレットの座談会に書かれていますし、12/17のアフタートークショーでも本人から話しがありましたが、10期合格を伝えられてすぐ、スタッフに1974出演がどうなるのか確認したそうです。
今回の役は、くどぅじゃなければ絶対演じることができない役。
事務所と劇団(とアンドリュー)の間でどういうやり取りがあったか分かりませんが降板させなかったのは正解でした。