日本製SIMロックフリー端末の向かうべき方向は?

なんて大袈裟なタイトルほどの内容ではありません。
予定の無い日曜日に、ふと思いついた程度のことですが。
 
SIMロックフリーになったところで、電話会社の枠を越えて端末を利用できるのは、docomosoftbankだけ。*1
しかも、利用できると言っても、通話とSMSだけ。
これでは、SIMロックを外したところで、ほとんどメリットがありません。
・・・なんていうのが、良く言われる事ですが、あくまで国内だけの事情を考えた場合の話です。
 
では海外に目を向けたらどうなるでしょう。
現在、日本の端末の多くが、国際ローミングに対応しています。
つまり、各国の電話会社の通信方式に対応できるようになっているわけです。
海外に行ったとき、使い慣れた端末に、現地のSIMを挿して使用できれば便利ではありませんか。
 
自分は海外では、常に携帯を2台持ち歩いています。
1台は、Nokia*2に現地のプリペイドSIMを挿して使用し、
もう1台は、docomoを国際ローミングで使用しています。
現地の国内通話は、Nokiaで。
日本からの電話は、docomo*3
・・・そして日本にかけるときは、会社の電話で(笑)
 
日本の端末がSIMロックフリーになったら、昼間は現地のSIMを挿して仕事をし、夜は日本のSIMに差し替えてメールや携帯サイトをチェックする・・・ちょっと面倒ですねw
実は、SIMロックフリーにするだけじゃなくて、SIMソケットを2つ付ければ、1台で全部用事が済むんです。
ひとつは日本のSIM、もうひとつは現地のSIMを挿す。
日本の電話番号、メールアドレス、携帯サイトは、国際ローミングで利用し、現地の国内通話とSMSは、現地のSIMで利用する。
 
SIM2枚挿しの端末というと、日本ではwillcomHYBRID W-ZERO3ぐらいしか思い浮かびませんが、海外では決して珍しくはありません。
もちろん、現地のSIMを使用した通話は、日本の電話会社には全く儲けがありませんが、海外での利便性は、国際ローミング以上の宣伝文句になるのではないでしょうか。
 
もしかすると、海外に出掛ける機会の多い日本人だけじゃなく、日本に来る機会の多い海外の人たちにも、受け入れられるかもしれません。
自国では、自国のSIMを使い、日本に来たときは日本のSIMを使う。
日本のガラパゴス携帯の多機能、高性能ぶりは、*4海外には結構ウケてるんですよw
ただし、海外からの旅行者が回線契約するのは難しいので、プリペイドSIMになります。
日本は振込み詐欺のこともあって、プリペイド自体が良い印象をもたれませんが、プリペイドSIMはどうしても必要です。
SIM単体での販売も必須です。
その辺りも含めた販売システムを確立すれば、日本のSIMロックフリー端末に、海外市場が開けるかもしれません。

*1:willcomは、例の1機種を除いて使えません。EMは、良くわかりません・・・すいません

*2:SIMロックフリーです

*3:docomoにかかってきた電話も、長引きそうなときは、Nokiaにかけ直してもらいます

*4:少なくとも自分の周りの