山本太郎〜ニッポン画物見遊山〜@美術館「えき」KYOTO

日本画」ではありません、「ニッポン画」です。
2007年のVOCA賞から名前は知っていましたが、(ネットや出版物を通してではなく)実際に作品を見るのは初めてでした。
会場では、軽い衝撃を受けたぐらいだったんですが、後からじわじわと・・・w
簡単に紹介すると、山本太郎さんは、1974生まれ、美大日本画を専攻、在学中に「ニッポン画」を提唱してから10年、今に至る・・・と言ったところ。
PCを使ってコラってるなんてレベルのものではなく、本物の腕を持った画家が、現代日本の要素を取り込んだ日本画を描いているんですね。
真面目に考えるより、単純に楽しんだほうが良いのかもしれませんが、全体的な感想としては・・・
商標やアイコンを取り込んだ作品は、そのまま消費されて終わりになりそうな危険性を感じるんですが、
能や謡曲から題材を得て、現代の日本に照らして再構築した作品は、永遠の価値を持ち得る気がします。
オリジナルの作品は言わずもがなです。
注目したい画家が一人増えました。
 
作品集を買いました。
少し重いんですが、しばらく持ち歩こうと思います。
興味のある人は、声をかけてください。