山梨県立美術館ミレー館

元々山梨県立美術館はミレーのコレクションで有名なんですが、コレクションをさらに増強し*1、今年の1月に新たにミレー館を開設したので見てきました。
山梨県立美術館に行くのは、昨年の正月以来1年1ヶ月ぶり。
昨年は両親と子供と一緒だったのですが、今日は一人で、誰に気兼ねすることなく作品に向き合えました。
ミレー館と言っても、静岡県立美術館のロダン館のように別館になっているわけではなく、今までの常設展示室のうち、つながっている2部屋をミレー館と名付けて、1部屋めがミレー、2部屋めがバルビゾン派としてありました。
ミレーの展示室は壁が赤茶色に塗られ、入ったときはちょっと違和感を感じたのですが、作品を見ているうちに不思議なほどマッチしているように思えてきました。
このミレー館開設の目玉「眠れるお針子」は、なんとも可愛らしい肖像画で、普通にイメージされる「農村派ミレー」の力強い作風とは違うのですが、是非見ておくべき作品だと思います。
この先、年に3〜4回展示替えをしていくということなので、季節ごととまでは行きませんが、年に2回ぐらい見に行こうかな。
 
どうでも良いことですけど・・・
前までは2つ目の展示室の最後の壁に「種をまく人」だけが掛けられていて、その存在感が好きだったんですよ、自分。
それが変わってしまったのが、ちょっと残念でした。

*1:世界有数のコレクションになったそうです